TECHNOLOGY CENTER
テクノロジーセンター

数値解析
Numerical analysis

丸ヱム製作所では有限要素法を用いた数値解析システムを導入しています。 金属素材の塑性加工をシミュレーションすることで材料の流れを解析して工程設計を行います。 また加工中における応力ひずみ分布を可視化することで金型の早期破損を防ぎ、加工トラブルを未然に防ぐための設計を行っています。 これによって工程を最適化でき、開発リードタイムやコスト低減が可能です。

金型開発+精密加工
Mold development + precision processing

丸ヱム製作所ではねじ製品,鍛造部品,樹脂製品の金型を自社で開発しています。 数値解析や三次元CADを利用して設計を行い、マシニングセンタ,NC研削盤,放電加工機, ワイヤーカットなどの加工機を用いて精密で高品質な金型を製作しています。 金型を自社で一貫して製作することでお客様のニーズに応じた製品を迅速に提供いたします。

評価技術
Evaluation technology

テクノロジーセンターでは素材や製品の評価を行うため様々な設備を導入しています。 金属材料の構造や組成を分析し、新しい加工技術や高機能な製品を開発しています。 またねじ製品の機能性や耐久性の評価を行い、製品のアフターサービスにも役立てています。 お客様のご要望に応じて試験を行い、技術的な提案を実施しています。

走査型電子顕微鏡/
エネルギー分散型X線分析装置

SEM:電子ビームを試料表面に照射し、そこから放出される二次電子や反射電子を検出して試料の凹凸を観察。

EDS:電子ビームを試料表面に照射し、放出されたX線の特性を検出して試料に含まれる元素を分析。

ねじ締付試験機

締付軸力・締付トルク・ねじ部トルク・締付回転角・ボルト伸びの計測が可能。

ワンショット3D測定マイクロスコープ

光の反射で対象物の立体形状を面全体で取得するため、広範囲で正確な三次元測定を短時間でおこなう。高さ、幅、角度、Rなどの断面プロファイル測定や面積、体積、粗さなどの立体解析が可能。

三次元測定機

最大700×700×600迄の立体形の三次元測定データから幾何特性等の評価も可能。

クリープ試験機

最大150℃迄昇温された金属や高分子材料に静的荷重を負荷し、試験片のひずみ(クリープ)の経時変化を測定。

サーボパルサー

ねじ製品単体や締結体に繰返し荷重・変位を与え、試験体の耐久性評価が可能。

トルクアナライザー

実際の使用条件におけるねじ込みトルク・破壊トルクの波形データにより、タッピンねじ等の種類や適正な締付トルク・下穴径が選定可能。

万能試験機

引張、圧縮、曲げ、せん断試験並びに、荷重と変位の関係等のグラフ解析も可能。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置

蛍光X線のエネルギーを分析することで非破壊で固体・粉体・液体などの元素解析が可能。

マイクロフォーカスX線透過装置

表面上からは確認できない内部の構成・構造・欠陥等を透視画像で確認することが可能。

XRD

結晶構造をもつ物質にX線を照射すると、原子・分子の配列によってその物質特有の回折スペクトルが得られる。これを照合することで物質の構成や結晶構造、残留応力を調べることができる。

デジタルマイクロスコープ

高倍率での表面状態・組織の拡大観察から、多方向・3D表示による立体形状観察も可能。

オリジナル生産機械開発
Original production machine development

丸ヱム製作所ではマグネシウム合金ねじや高強度純チタンねじなどの新製品を開発するために 独自の生産機械を自社で開発しました。 素材の特性に合わせて最適な加工条件が得られるように、動作速度や圧力などを数値制御 できるよう設計にこだわりました。 この技術は金型製造装置にも応用され、オリジナルねじ製品の開発に展開されています。

表面処理技術
Surface treatment technology

丸ヱム製作所ではステンレスねじ製品の表面処理を自社開発し、より耐食性に優れる 製品を提供してきました。 これらの経験を生かして当社ではマグネシウム合金ねじの表面処理を開発、美観や 耐食性に優れる処理を社内で行っています。