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お知らせ

2016.01.05

年頭所感

2016年、希望と期待の新年が明けました。

今年の干支は「申年(さるどし)」です。 その「申」の語源は樹木の成長に例えられる

「呻く(うめく)」という意味で、“果実が成熟して、固まって行く状態”を表しています。

当社にとって、「(形が出来上がって)実として固まって行く」一年とは!?

<工業統計調査(経済産業省)>によれば・・・

1990年調査⇒わが国には729,000の工場が存在していたが、20年後の2010年調査では⇒435,000にまで減少し約30万近い工場が消え、その率は▲40%。 最高に多かった1983年の約78万をピークに、この(およそ30年間)ほぼ一貫して、右肩下がりの減少。(勿論工場で働く従業員数も1179万人(1990年)から⇒809万人(2010年)と約▲370万人もが姿を消した) こう振り返ると、近年のわが国の工場数の激減は、好不況などによる一時的や一過性的な問題ではなく、明らかにわが国の経済社会(親会社<グローバル製造業>と協力工場<下請け>)の構造的な変化から発生している現象であると考えるべき。 

 問題の本質が、二度と戻らない構造的な変化にあるならば・・・変わるべき・変えるべきを“外部環境”や“政府・自治体”に求めても、何の解決にもなりません! 自分の会社(工場)のこれからの具体的な“経営の考え方や進め方”を、その構造的変化に合わせて変化(進化)させる事が、自ら生き残る為の唯一の方法・結論なのです。

『生き残った生物は、どんな時代も「強いもの」でも「大きなもの」でもない。

その時代の環境変化に適応できたものだけである。』    ダーウィン(進化論)>

 

大東工場から「約20T/月もの自動車パーツ(鉄・クロム)製品」が生産され、テクノロジーセンターからは「メディカル(歯列矯正W)製品」も生み出されています。

(25年前には)考えられなかった光景です。 

我々ブルドック工場の生き残りを掛けた変化適応への戦いは、既に始まっています!

2016年、当社は「独自製造技術」「独自商品&マーケット開発」「独自ビジネスモデル創造」を一日も忘れず、自立・自活の経営の道を、一所懸命に歩んでまいります! 

 

我々が獲得を目指す、成熟した“果実”とは・・・

“会社の更なる成長”と“全社員の物心両面の満足”のことなのです! 

2016年⇒「企業改革(P-I-C改革)に挑戦」する事を宣言します!

販売・調達・生産⇒景気の動向に左右されない強い会社への進化・業務改善への挑戦です!

 

『最大の危機は、目標が高すぎて達成できないことではない。

        目標が低すぎて、その低い目標を達成してしまうことだ。』

<鍵山秀三郎(イエローハット創業者)>

 

                    2016年 1月 5日    取締役社長 松元 收

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