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お知らせ
2010.10.26
「 国を守る"三宝" 」
ここへ来て尖閣諸島の出来事から、連日"領土問題"がクローズアップ・報道される機会が増えてきたように思います。
ところで、昔から国を守るには、「仏法(ぶっぽう)・鉄砲(てっぽう)・女房(にょうぼう)」の三つの(・・・ほう)が必要で、これを『三宝(さんぽう)』として、各々が大変、重要な意味があるというお話があります。
「仏法」とは、道理や真理に基づいたその国の"法律"の事だそうです。
「鉄砲」とは、云うまでもなくズバリその国の"武力(戦力)"の事だそうです。
「女房」とは、少しひねった云い方ですが、その国の"経済力"の事だそうです。
では、今日の我が日本国の三宝は・・・一体どうなっていると云えるでしょうか!?
仏法、即ち日本の法律(憲法)は第二次大戦後に米軍から指導されて出来た、いわば仮の姿のまま。 鉄砲、これは自衛隊の事ですが、その仮の仏法での組織隊。 女房、これだけが戦後成長して、一時は国際社会で肩で風を切って歩いた時代も確かにありはしましたが、約20年前からすっかり大人しくなった(元気が失われた20年?)まま。今や世界ランキング2位の女房の地位も、もう少しでお隣の大国の女房に取って代わられる!?
日本、ここ十数年の閉塞感を打ち破り、希望に燃える新しい国づくりを始める為には・・・この三宝を、しっかりと見直すべきタイミングが到来しているのではないか!?が、小職が最近特に感じている処なのであります。
「国がうまく治まっていくには、文官は文官の、武官は武官の才能に長けた人があたるべきだ」という、弘法大師の言葉も思い出しました。 「仏法と鉄砲」に関しては、才能に長け、そして国づくりに燃えるような志を持った、政治家と官僚に託さねばいけません。
しかし、「女房」に関しては、我々企業の一つ々の経営戦略と、我々企業人一人々の責任で
覚醒していかねばならない事は、はっきりと認識・自覚している処でもあります。
企業としての「三宝」を意識するならば、
「仏法」即ち、経営理念・ビジョン、イノベーションを果たす将来の有りたい姿です。
「鉄砲」即ち、ズバリ戦力とは、モチベーションに長けた元気な社員と経営資源です。
「女房」即ち、(適正な)利潤の確保、社会の公器としての貢献(納税)と考えます。
一つ々の企業が、それぞれの責任でその企業をしっかりと守る。 その事が、必ず日本という国を守る事に、直結するはずです。
今、時代は大きな転換期であり過去の成功体験は通用しません。 だからこそ、企業も個人も軸となるしっかりした価値観を持ち(再確認し)、自分を磨きつつ社会(国)に対しても絶対に貢献するんだという気概を持ち、その事を、その姿勢を愚直に貫き通すべきと考えます。
丸ヱム製作所は、新時代を担う社員と共に、画期的なイノベーションへの挑戦を続けています。
2010年10月(実りの秋) 代表取締役社長 松元 收