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お知らせ

2008.03.24

「責任者」としての"あるべき姿"とは・・・

最近の色々な政治経済の動きの中で、どうしても"理解し難い"動き、事柄・・・
・年金/社会保障費の将来の財源を⇒消費税で確保しようよ
それでは、若い時に拠出した人とそうでない人の不公平はどうなるのでしょうか
年金は明確に受益者が確定できる案件です。「積み立て方式」で積立額以上の受領が
見込めるとの"担保"をする(制度に改める)事が肝要(基本)と思うのですが・・・
・道路建設を⇒民間会社に
無茶な話です。何千億円の投資で何十年間で回収の事業計画は民間では決して成り立ちません。
道路建設の受益者は国民全てです。これは自分が自動車に乗るかどうかでは無く、生活物資全ての物流がトラックに頼る現状からも、明白な事実です。国のレベルで何処が必要で、何処が不要かの判断を(第三者機関でも)する仕組みを作れば良いだけなのではと思うのですが・・・
・「金融危機」にも関わらず日銀総裁も決まらない
 衆参のねじれからあらゆる案件が"決まらない"事態が続いています。全てが政権を奪取(維持)する事が優先で、国民経済(生活)置き去りの諸先生方、本当に困ったものです。
責任の所在は・・・いったい何処に・・・
この様に小生が最近疑問に思う事柄を書き続ければ、まだまだ幾らでも出てきます。
要は、「責任の所在」がはっきりしない、又「責任を果たそうとしない」政治家も、官僚も(指摘・提案を試みないマスコミも)・・・その事に対してのストレスで一杯の春3月でしたが・・・

昨日、映画『明日への遺言(藤田まこと主演)』を見ました。
東海軍司令官だった岡田資中将がB級戦犯として戦争裁判に掛けられた法廷での戦いを描いた作品ですが、冒頭の貴重な当時のドキュメンタリー映像の数々にも驚きましたが、それ以上に見終わって感銘を受けたのは岡田中将の一貫した主張・・・
「太平洋戦争に於けるアメリカ軍による市街地無差別爆撃は大量殺人である」
「空襲の際パラシュートで降下した搭乗員を捕虜として扱わず、正式な手続きを踏まずに処刑した事の責任は、全て司令官たる我に有り」
最後まで決してぶれません。
「裁判に勝って判決に負ける」も軍司令官ただ一人の死刑に食い止め、傍聴席の夫人に「本望だ」と言い棄て、死刑執行の前には部下達の(異例たる)執行停止処分まで勝ち取るのです。
「上司としての」「責任者としての」"有るべき姿""とるべき態度"としての強烈な感銘を受けました。 
民間、官僚を問わず組織の長たるもの、一見の価値これあり!の想いです。

                                       2008年3月 代表取締役社長 松元 収

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