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2007.12.17

2007年はやっぱり「偽」の年・・・来年は「 」の年に・・・

 その年の世相を漢字一字で現す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれたそうです。 一連の大手や老舗の食品会社で相次いだ賞味期限の「偽装」や工業製品の各種試験データの「偽造」等がその代表的な現象として印象深く、他方"年金記録不備"の問題や、官僚と民間会社の癒着問題も、その答弁そのものも全て「偽証」に聞こえる今日この頃では、「偽」の文字が多く支持された事も、素直に納得のできる所です。
 清水寺の森清範貫主は大きな和紙に「偽」を揮毫(きごう)し「こういう字が選ばれるとは実に恥ずかしく、悲憤に堪えない。己の利の為には他人を騙してもいいとは、何とも嘆かわしい社会になったものだ」と述べられたそうです。 他にも「嘘」や「疑」の文字が上位に続いたそうですが、この様な世相は今年できっぱり終わらせて、来年の今頃には・・・「真」や「信」、「誠」や「徳」の様な文字が選ばれる(上位に入る)2008年になって欲しいものと、心からの念願をしている所です。
 さて、その2008年ですが"容易ならざる年になる"と厳しく見通すべきでは無いでしょうか。 「政治的には衆参のねじれからの大混乱に」「経済的にはいわゆるスタグフレーション(不況下の物価高)に」「社会的には世相がさらに乱れる方向に」・・・
(書いているうちに何だか気持ちも暗くなって来そうですが)こんな予想が易しい時だからこそ「経営は原点に返って(足元はしっかり固めつつ、時代のニーズには遅れず)しっかりと」「個人的には自らのレベルアップ(強くなる)の為に常に怠らず努力・励む事が」肝要であるとの想いを行動・実践に移して、希望の新年に繋げていきたいものと考えています。
 弊社は「メーカー」です。 「工場」をもっています。 日本の工場は「不況の時」にこそ力を発揮出来るのです。 通常(忙しい)の時以上に・・・
・ 節約をします(無駄な物や、高い物は買いません)
・ 不良率(歩留まり向上)や稼働率の向上(リードタイム短縮)に挑戦します
・ TPM運動(掃除・勉強)に取り組みます(忙しいときは中々出来ない)
・ 研究開発(新製品・新製法)で新分野にも挑戦します
・ 新しいサービスとシステムの仕組みを構築し直します  etc.
工場は、「工」夫をする「場」所だからです!
来るべき2008年も、お客様満足度の向上に直結する「工場」であり続けられる様に、全社員一丸となっての挑戦を続けます。
 最後になりましたが、今年一年間弊社に賜りました「ご愛顧」「お引き立て」「ご厚情」に対しまして、心からの深謝を申し上げる次第でございます。 

                            
                               平成19年12月     代表取締役社長  松元 収

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