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2015/03/19

法人としての志(こころざし)

最近の新聞やマスコミ報道(経営や経済関連)で理解できない事柄・・・

思いつくまま・・・

その① 自動車トップメーカーが、史上最高の利益計上「増益」の見込み! 

ベースアップ(賞与満額)は勿論、昨年秋のコストダウン要求を停止したので、それを原資に部品供給先もベースアップを!?

(えっ、値下げ要求しない分が、なんで原資になるの?) 

その② K電力が、3期連続の赤字を理由に、法人向け電力代を4月~再値上げ!

  (チョット待って、火力発電の石油やLNG価格はピーク時の1/2程度で推移だよね?)

小職なりの理解を述べさせて頂けば・・・

その①⇒自動車メーカーは「輸出円安効果」での増収。 一方、部品仕入れコストは、

新たな値下げ要求を停止(棚上げ)しただけで、円高当時に協力させた¥@レベルのままで(いや、昨年夏まではコストダウン要求)経過しており、増益は当然。 

小資本の部品供給メーカーは「円安での原材料高騰」「電力費UP」等で、のきなみ「減益」も当然の結果。 部品供給先のベースアップをも慮るのなら、過去に積み重ねた円高コスト協力分を一旦、元に戻す(配慮)があっても良いのでは!?

<と問題提起させて頂く次第です!>   

その②⇒これは、まったく不思議な「値上げ」といわざるを得ないし、どう考えても理解に苦しむ。火力発電の燃料費がUPで、赤字との主張ですが、電力業界に蔓延る「総原価方式」すなわち、利益や配当まで全ての経費を電力代に反映させて、

足りなければ「即、値上げ」の経営体質は本当に困ったもので、やはり来年から始まる「電力自由化」での根本的な改革(と反省)を待たなければ、世界最高の電力費(高騰、コストアップ)問題は解決できないのでしょうか!?

<電力供給先を選べない側としては、とても厳しい現実ですね!>

ということで、本稿で主張したいポイントは・・・●現時点での日本経済の実態●

●景気回復は、輸出型(円安恩恵)の一部大企業のみである・・・

●日本で70%を占めると言われる中小企業(や小資本製造業)では、不況感(デフレ、

原料高)のまま、更なる(不条理な電力コストUP)悩みも多い今日この頃・・・

 

経営の神様「松下幸之助」は、第一次オイルショックの後、不況が続いていた1976年に

「不況克服の心得10カ条」を説きました。 

その中の第2条「原点に返って志(こころざし)を堅持せよ」

『原点とは基本理念である。 国家も企業も個人も自分の(よりどころである)基本理念

がぐらついていては信用されない。日本が敗戦から立ち直った基本理念は平和国家として

二度と戦争をせず、科学技術・輸出立国として生きる、民主主義・社会福祉国家として

自立していく・・・などだった。 日本は今揺れている。もう一度、日本再建の理念を

国民全体で点検・議論して定めていくべきである。』

小職は、この松下幸之助の提言を、現在の日本のリーダー、政治家だけでなく、世の全て

の経営者も、言論人も「想いを致す」べきは、“今でしょ!”と感じているのです。

日本全体の景気回復は道半ば、いや不況が続いている今だからこそ・・・

企業経営の真の「志」は? 国・国家としての「志」は? 何なのか? 

どうあるべきなのか?との自問自答が必要であり、重要であると想うのです。

 

今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は「吉田松陰」松下村塾で、自らの後継者となる数々

の志士を育てたドラマとして進行中。 「あなたは何のために学んでいるのですか?」

「あなたの志は何ですか?」 

先週の松蔭先生が塾生に問う言葉が、とても印象に残りました。 

 <「志」(こころざし)の文字は⇒武「士」の「心」から成る>

 

弊社の、法人としての「志(こころざし)」とは、何か?

決して、目先の利益だけを追求する経営ではなく(あってはならない)、基本理念を置き去

りにせず、日本でのモノづくりメーカーとして生きる、働き甲斐のある会社として自立、

そして、弊社の行く末にも想いを致す・・・

そんな事を改めて(ふと)考えさせられた松下幸之助と吉田松陰の教えと、

最近の①②の(理解に苦しむ)報道でありました。

 

 

平成27年3月 早咲きの桜が、あちこちで・・・       代表取締役  松元 收