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Mコート ステンレスボルト・ナットの焼き付き防止処理 独自のテフロン系樹脂皮膜処理

Mコート ステンレスボルト・ナットの焼き付き防止処理 独自のテフロン系樹脂皮膜処理

特長

  • 焼け付き防止効果が大きい
  • 無色透明でステンレス鋼の美的外観を損わない
  • 完全乾燥で被締結材をよごさない
  • 食品衛生法・食品添加物規制法の規格基準に合格

解説

「Mコート」処理とはステンレスボルト・ナットの焼け付き防止対策として、丸ヱム製作所が開発したテフロン系潤滑剤皮膜処理のことで、丸ヱム製作所の「M」をとって名称を「Mコート」としたものです。

  1. 「Mコート」の焼け付き防止効果確認試験 (下記参照)の結果が示すように「Mコート」 は焼け付き防止効果が大きい。
  2. 「Mコート」のテフロン系皮膜は無色透明ですから、ステンレス鋼の金属肌を損うことはありません。
  3. 「Mコート」のテフロン系皮膜は完全乾燥していますので、ベタつくことがなく被締結材をよごしません。
  4. 「Mコート」は食品衛生法、食品添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)及び個別規格に規定された以外の合成樹脂製の器具又は容器包装(昭和57年厚生省告示第20号)に基づく試験を財団法人化学技術戦略推進機構殿にて行なった結果、下記の通り無害であることが証明されました。

ボルトとナットの締め付け時における焼け付き現象とは?

ねじの焼け付き現象とは、ねじの締め付け作用において「おねじ」と「めねじ」のかみ合い面に大きな摩擦が発生し、
この摩擦力によってねじのかみ合い面が融合してしまうことです。
この融合現象は瞬時に起きるのではなく、部分的に融合と分離をくり返し、最終的に広い面での融合となります。

■ ステンレスボルト・ナットは完全に脱脂されている…
ステンレスボルト・ナットは耐食性を向上させるために、パシベート処理(不動態化処理)を施します。
この処理過程において、ボルト・ナットは完全脱脂されます。

■ ステンレスボルト・ナットはステンレス鋼の特性により焼け付きを起こし易い

  • 摩擦係数が大きい…ねじのかみ合い面での摺動抵抗が大きいので、発熱量が大きい。
  • 熱伝導率が小さい…ねじのかみ合い面で発生した熱が発散されにくく、局部的に高温になり易い。
  • 熱膨張係数が大きい…ねじ山の膨張によりねじのかみ合い面の接触圧が高くなり、摺動抵抗が大きくなる。

■ ステンレスボルト・ナットの焼け付き防止対策
ステンレスボルト・ナットの締付時における焼け付きの主因は、ステンレス鋼の特性によるものであるが、
この特性を変える事は不可能です従って対策としては、潤滑剤による方法しかありません。

  • 油の塗布
  • 二硫化モリブデンの塗布
  • テフロン系の樹脂皮膜
  • その他潤滑剤の塗布又は皮膜

■ ステンレスボルト・ナットの焼け付き防止処理に求められる特性
ねじの用途は広範囲に亘り、その用途によっては下記の事項が重要視され、特に厨房機器及び浄水機器に於いては、食品衛生上の事が最優先されます。

  • 焼け付き防止効果が大きいこと
  • ステンレス鋼の美的外観を損わないこと
  • 被締結材をよごさないこと
  • 食品衛生上無害であること

データ(Mコートの焼け付き防止効果確認試験)

目的
焼け付き防止処理を施していないステンレスボルト・ナット(一般市場品)が、焼け付きを起しやすい条件を設定し(6°のくさび)、 その条件において「Mコート」を施こした、ステンレスボルト・ナットが焼け付きを起すかどうかを確認する。

試験方法
焼け付きを起しやすい条件として、ボルト・ナットを下図のように組合せ、ナットに締め付けトルクを加える。その後ナットを緩め、焼け付きが発生したかどうかを確認する。尚締め付け回数は、繰り返し5回までとする。

締付けトルク
ダイヤルトルクレンチで呼び径別に一定の締め付けトルクを加える。

2種(B型)
ボルトの材質 ナットの材質 サイズ 締め付けトルク
SUS 304 SUS XM7 M8 350kgf-Cm
M10 600kgf-Cm
M12 1,000kgf-Cm
試験結果
試料No ボルト・ナットを
Mコート処理
焼け付き防止未処理の
ボルト・ナット
M8 M10 M12 M8 M10 M12
1 繰り返し5回締め付けたが、焼け付き現象は起こらず、ボルト・ナット共にねじ面に異状「カジリ」は認められず。 締め付け1回目で完全焼け付きが発生、ナットを取りはずそうとして、ボルトがねじり破断した。
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